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月別アーカイブ: 2025年4月

シャツを縫う糸

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

島本です。

今回は縫い糸について。

布帛(織物)を縫う糸には何種類かあり、スパン、フィラメント、複合糸などがあります。

それぞれ糸の伸び縮み、強さ、見栄えなどが違い生地の質感で選択します。さらに糸の太さ(番手)があり生地の厚さで選択します。専用ミシンにより得意不得意があります。

縫製の仕様には糸以外にミシンの糸の引張強度(糸調子)や針の太さ、釜の調節などがあり、それらが良いバランスで整うことにより美しい縫い目になります。

↓ミシンの釜。上糸と下糸と針が絡み合うところ。重要なセッティング部分です。

服を扱う人には当たり前の知識です。洋服の面(ツラ)を左右する大きな要素ですから。

シャツの縫製工場ではそれぞれセッティングが違い扱う糸も違います。シャツを硬く見せたいのか。柔らかく見せたいのか。扱い慣れている生地やブランディングなどにより、みんな考え方が違いますが目指す仕上がりに到達するために必要な知識です。

当店では生地の番手により縫う糸や種類を変えています。

ビスポークやモデル商品をお買い上げの方は、ぜひ縫い目や縫い糸にも注目してみてくださいね。

ではまた!

19日20日は臨時休業です。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

19日、20日は臨時休業です。

ご注意ください。

宜しくお願い致します。

クリーニングでの縮みについて

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

島本です。

今回はたまにあるクリーニングでの縮みについてです。

シャツの襟にも様々な作り方があり、その中でも代表的な接着芯を使った衿に多い問題があります。

接着芯とは熱で溶ける糊をアイロンの熱で溶かし生地と接着するタイプの芯地です。

さらに接着芯にも様々な種類があり工場によって使う芯が違います(厚みや素材)

画像のシャツはその接着芯を使った衿の裏側ですが、クリーニングによって縮んだ状態です。元の寸法から2cmも縮んでおりました。

そもそも接着芯は150度前後の温度で圧力をかけ貼るのですが、クリーニングは機械により差はありますが、濡れた状態で180度や200度ぐらいで一気に整形するので相性が良くありません。高温は接着芯の規格外なのです。生地によっては表に糊が染み出る場合もあります。

特に首回りを合わせるオーダーシャツですと少しの縮みで着にくくなったりますよね?(カフスも縮みます)

当店のシャツもお客様により安い方のクリーニングに出されている方がいらっしゃいますが、今のところ縮みは無いようです。(ただしボタンは痛みます)

ですがクリーニング店との相性が悪ければ、いずれ問題が起こる可能性もあります。

縮んでしまったものは元に戻りませんので、交換しか手段がなくなります。

可能であれば家でのお洗濯がオススメですが、難しいですよね。(ネットに入れて洗濯機で洗うのがオススメです!要アイロンの場合が多いです。アイロンの当て方もご相談下さい)

クリーニングに出される場合は一度店舗と相談してみて下さい。クリーニング店も経験があると思いますので良い方向に案内してくださるはずです。

特に2万円を超えるシャツの場合はご注意下さいね。

ではまた!

タウトク4月号に載せて頂きました。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

島本です。

なんとタウトク4月号に見開きで載せて頂きました!

良かったらチェックしてみて下さいね!

では!

4月の臨時休業

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

4月の臨時休業になります。

4.5.6日は身内に不幸があったため、閉まっている可能性が高いです。お問合せ頂いた方が確実です。

19.20日は出張のためお休みさせて頂きます。

宜しくお願い致します。