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オーダーというシステムについて

こんにちは!島本です!

今回はオーダーで服を作る事について少し書いてみます。

オーダースーツ店や量販店は数多くありますが、自分がイメージした仕上がりで上がって来る事って少なくないですか?自分もその一人でした。

選択肢が多すぎて逆に選べなくなったり、あの人はかっこいいのに自分はなにかしっくりこない、など。特にスーツは肩パットや打ち合わせ、ボタン位置によってかなり雰囲気が変わると思います。

もちろん個人の体形による差もありますが、それだけではなかったのです。

人に歴史がある様にスーツにも歴史があるのです。

長くなるので細かくはまた別の機会に語りますが、大きくイギリス系、アメリカ系、フランス系、イタリア系に分類されるでしょう。

シャツもしかり。簡単に分類すると北ほどタイトで生地も硬くなり、南に向かうほどゆったりなシルエットで生地も柔らかくなります。

では初めてスーツを作る店でそこが何系のスーツを作るお店かわかりますか?自分は分かりませんでした。もちろん細かくはパーツを選べたりするのですが何か違うんですよね。肩はパットでモリモリだし、細くて動きにくいしと。他にもいろいろなところで作りましたが、どこも違うんですよね。

それもそのはず、ほとんどのスーツ店はイギリス系の仕立てなのです。パット入り、細いシルエットが特徴なのです。(それ以外にもあるよ)これもまた日本にスーツが入ってきた経緯と関係しているのです(また今度書きます)

じゃあアメリカ系やフランス系、イタリア系はどこで作れるのかっていうと探すのが凄く難しく数も少ないです。それでその辺りが選べるかと言うと難しいのです。生地やパーツは色々選べるのですが。そもそも原型から違いますので、全てのジャンルを一店舗で網羅するのは不可能に近いでしょう。

逆に当店でも作れるスーツはイタリアのフィレンツェモデルのみです。肩パットは無く薄い芯、柔らかい生地に軽い仕上がり。パーツや生地、仕様などほとんど選べませんが、完全なフィレンツェスタイルがあります。シャツや靴もそろいます。

ですのでイメージするスタイルがあるならまずは色々調べてみるといいですよ。イギリス、イタリア(ミラノ、フィレンツェ、ナポリ)で調べるとほぼ理想のイメージが出てくると思います。

シャツは色々出来ますのでご相談下さい。

ではまた!

画像はフィレンツェスタイルの一例です。